東京タクシードライバーとして働くなら、事前にタクシーのことについて勉強することをおすすめします。就職してからも会社の研修でしっかり勉強することになりますが、あらかじめ知っておいた方がその時に余裕を持つことができますし、働き始めたときにもスムーズに対応することが可能です。例えば、東京タクシーの初乗り料金いついても知っておけば働くときに役に立つでしょう。初乗り運賃とは最初に乗ったときに発生する料金のことですが、これは地域ごとによって異なっています。東京タクシーであれば、現在は初乗り1.052kmが420円になっています。この初乗り運賃は他地域と比べると安いですが、これは東京は短い距離を乗る人が多いからです。加算料金はやや高めなので、東京タクシーで長距離を乗ると料金が他地域より高くなります。

以前は東京タクシーの初乗り料金の計算は、2kmまでとなっていて、さらに料金も今より200円から300円ほど高く設定されていました。たびたびこの数字は改定されるので時期によって異なりますが、東京は短距離しか乗らない人が多いので、2kmまでで初乗り運賃を設定すると割高に感じてしまいます。また、消費税の値上げ等で料金を上げていくとますます高くなったイメージがもたれてしまい、実際利用客が乗るのを控える事情にもつながっていました。そこで、短距離でも多く乗ってもらえるように初乗りの距離を短くして、料金も割安に感じられるように設定することになります。調査でもkmに満たない距離で利用する人が全体の3割だったそうなので、この設定は合理的といえるでしょう。

距離を二倍として考えると値下げにはなっていませんが、見た目の料金は大きく下がっていますし、短い距離を乗る人にとっては値下げになっています。それによって、少しだけの移動をする人も乗りやすくなりました。また、普段利用していなかった人の需要を取り入れることも可能です。特に、お年寄りは足腰が弱っているので日常の足としてタクシーは便利ですが、短い距離なら以前よりも安くなったのであれば、ちょっとしたお出かけに乗りやすくなります。タクシーで稼ぎたい方におすすめの記事はこちら→タクシードライバーってどれぐらい稼げるの？転職するために知っておきたい必須知識とは？ 働く側として考えると、単価が低いお客さんならあまり稼げないことにはなりますが、その分利用者が増えれば数をこなしやすくなるメリットがあるでしょう。時間帯や場所などによって利用者層も変わるので、単価を上げたい場合は長距離移動に使う人が多い場所で客待ちをする必要があります。