東京タクシーでの生活は、大都市での活動とあって拘束時間が長いという不満点も確かに存在します。しかし、こういった時間の拘束については全ての状況で発生するわけではありません。実際の現場では、もっと有意義に楽しむことができるメリットもあります。

例えば、自由な時間に営業を行うことができるという点です。東京タクシーでは歩合制がほとんどであるため、営業を行ってより多くの顧客を獲得するほど給料が増加する傾向があります。実際に、東京タクシーの大手では歩合の割合を60％程度に設定しているところも目立ちます。つまり、基本給よりも歩合をより多くとっているため、働けば働くほどより多くの給料をもらえる可能性が高くなります。

ここで重要になるのが、営業に使う時間は何時でも構わないという点です。タクシーに乗車する乗客の活動時間は、昼夜を問いません。言い換えると、東京で多くの人が活動している時間帯に自由に営業をかけることができる状態です。東京タクシーの場合は、観光などで多くの人がやってきますのでその時間帯に絞って営業をかけて顧客を確保することも可能です。一定の乗客を確保することができれば、歩合制の影響で自然と給料は高くなります。

実際に、平日を休みにしている人も大勢います。これは、休日に一般人が都内で活動する傾向があるからです。観光スポットやレジャー施設など、多くの人が休みの日に赴くことになりますので、誰もいない平日は休んで休日に重点的に働くことができます。

さらに、東京タクシーは都会であるため広い場所を自由に走行できるという大きな利点が存在します。そもそも、タクシードライバーとしてのスキルを磨くときに街の中を散策することは悪いことではありません。ドライブが好きな人にとっては、時間の許す限りいつでも自動車を動かすことができるタクシードライバーは非常に楽しいものです。都内を散策しているうちに、一般人が活動している時間帯や行動パターンを把握できるようになります。

東京は、日本全国でも最も人の行き来が存在する地域です。そういった場所で、タクシードライバーとして生活をすることは確かに苦労する点もあります。しかし、自由な時間が存在しないわけではありません。効率的に稼ぐことができる時間帯や、休むことができる時間帯も存在します。そういった実際の現場を理解すれば、初心者であっても徐々に東京タクシーの稼ぎ方を理解できるようになります。